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ハロー今君に素晴らしい世界が見えますか

四捨五入したらアラサーになってしまいました。

誕生日おめでとうわたし!日本語には四半世紀という言葉があります。それです。十年ひと昔と言います。ふた昔半です。引きます。

 

10年前、私はまだ中学生でした。学校には行かず、家で絵を書いたり、午後のロードショーでやってる謎の映画をみたり、韓国ドラマにハマってみたり、思いつきで新宿に行きお笑いの舞台を見たりしてました。おかげで未だに中学のお勉強が本当にできません。死にたかったりしたこともあったけど、基本的には長生き主義で、それは今も変わりません。出来ることなら永遠に死にたくない。

通信制の高校に進み、色々省くけどサポート校に午前中だけ登校したりして軽く社会復帰を果たします。それでもたまにやってみたりしたバイトに心折られたりしてみんなが出来ることが出来なかったりなかなか精神的な折り合いがつかなかったりして、その度に「学校に行ってれば良かったのか?」と悩んだりしました。学校に行かなかったこと自体は後悔してなかったはずなのだけどね。

なんだかんだ大学に進むことに決めるも、朝から晩まで、電車に乗って沢山の人がいるThe学校みたいな場所にきちんと通えるのか不安で夜も8時間しか眠れませんでした。真面目なことを言うと本当に不安だったのだけど。

大学に進むと同時にバイトも始めました。結局、そのバイトは大学卒業まできっちり4年間お世話になりました。みんなができる基本的な英単語が読めなかったり計算問題が出来なかったり、友達の作り方が分からなくて2年生までひとりで通っていたりしました。大学で友達がいないと授業休むと死にます。

そういえば本格的にライブハウスに通い始めたのもこの頃でしたね。正直、学校よりもバイトよりも社会復帰の本格的なリハビリになったのはライブに行って年下年上関係なく関わったことだと思います。

なんやかんやあり、就活をすることになりますがここでもまだ不登校半引きこもりだった時のことが何となくよぎりうじうじします。予想通り筆記試験系は全滅です苦戦しました。それでも根気よく付き合ってくれた就職課のNさん、本当におありがとうございました。卒業間際まで就活してすいませんでした。有難いことにあの時間際で紹介してもらった職場でいまも元気に働いています。

自律神経がぶっ壊れたりしながらも無事に社会人生活も3年目を迎えた今年、いつの間にか10年前のことが引け目に感じることはほとんど無くなっていました。ようやくあの頃のマイナスの自分が消えたように思います。

マイナスと言っても後悔はそんなにしてなかったりもする。勉強が圧倒的に出来ないくらいで…。

学校に行かなかったからできた経験も全然それなりにあるしあれはあれで本当に良かったのだと思います。それでも世間一般的には行かないことはまぁ悪というかマイナスで、それが後ろめたかったのでしょうね。世間の目ってやつですね。

10年経ち、随分図太くたくましくなりました。ほんとうに。もうちょっと繊細でもいいよってくらいに…。

わたしは過去とか未来ってちゃんと実体としてあると思います。なんと言ったらいいかわかんないけど、タイムマシンがあったとして今の私は過去の私にも未来の私にも会えると思う。

過去の私には、銀河鉄道の夜の歌詞を送りたいです。世界は素晴らしく見えていますか?図書館の隅から見ている世界だけでは無いので、どうか生きて25歳を無事に迎えてください。

15歳の私が想像していた大人にはなれないかもしれませんが、これはこれで楽しく愉快に暮らしています。本と映画だけはみておけ。

35の私は何をしているでしょうか。きっとまた想像しているものとは全然違うかんじで生きてるんでしょうね。え、生きてますよね!?今より世界に愛着がわいていますように。